広島から尾道そして下関へ
旅行に出ています。
半分仕事半分遊びの自費旅行です。
昨晩は下関泊りでしたが、今日からは目的地の福岡市に滞在します。
昨日、というよりその前夜から旅は始まりました。
名古屋から夜行バスセレナーデ号で予定より遅れて8時過ぎに広島駅に着きました。
なぜかと言えば全国的な荒天候のため中国山地は雪だったからです。
JR中国バスのアナウンスによれば途中通行止めもありチェーン規制もあったそうです。
たしかにバスが妙な感じで止まるので起きてこっそり外を覗いていたら、外は積雪、除雪も間に合わず凍結していたようでした。
ということで、名古屋駅を23時に出発したバスは2階建ての3列並びのシートでした。
こんな立派なバスならさぞかし混んでいる・・・と思ったらがらがら。
せいぜい10人くらいでした。
料金は8400円で、飛行機のエコノミー席を思えば天国みたいなシートでウハウハでした。
夜行バスに乗るのは久しぶりで10年くらい乗っていなかったかもしれません。
広島を訪れるのはすべて遊びで今回で3回目ながら、1回目は半日ほどの観光、2回目は大雨で広島駅から1歩も出ずにお好み焼きと土産だけと始末でした。
夜行バスに乗ることと広島に行くことだけでにやにやしてました。
まあ、旅で興奮するのは始まる直前までが常のこと。
バスに乗ってしまえば、「どうしてこのシートで寝にくいんだろうか」「雪は広島でも積もっているのかなあ」とつまらないことを考えます。
広島に着いてもそうです。
顔を洗うべきと思っても腹を満たすのが先決になります。
新幹線口側のコンコースの端にJRが経営している(こんな名前だったと思う)ルミエリという飲食店で朝食を食べたのですが、ここのモーニングメニューにお好み焼きがありました。
広島じゃ朝からお好み焼きかい?と呆れたら実際に食べていた人がいました。
恐るべし広島。
自分自身は朝食バイキング600円を頼み、意外にも美味しかったのでびっくりしました。
冷凍食品も使っているかもしれませんが、よくあるホテルの朝食バイキングよりずっと品数もあり悪くない味だったのです。
でもごく普通の飲食店で朝食バイキングって珍しいなあって思ったんですが、他でもバイキングをやっている喫茶店を見かけたので広島地方ではありふれたメニューなのかもしれません。
さて、昨日の目的はふたつ。
ひとつ目が尾道での映画「男たちの大和/YAMATO」のロケーション地見学です。
山陽本線で東に戻ること約1時間、尾道に着きました。
尾道は初めてですが、ロケ地は駅近くから船に乗ればよいと聞いていたので全然心配していませんでした。
降りたら・・・真新しいビルがいくつもありちょっとびっくりしました。
私にとっての尾道は大林監督の映画ロケ地なので、想像していたイメージと合わなかったのです。
ロケ地は海を越えたすぐそこに見えたので、ひと安心してまず情報収集のため書店に入りました。
びっくりしましたね、本気で、噂は間違ってなかったと。
書店で「男たちの大和/YAMATO」のコーナーができていたんです。
なんじゃこりゃと思いました。
船は人も自転車もバイクもOKよというタイプで、運賃は100円。
対岸の向島まで5分くらいのものです。
乗った人が少なかったので金を集めに来たおじさんとお喋りしました。
聞きもしないのに、ロケの時は160人くらい尾道付近のホテルに泊まっていたから満室だったよとか、毎日この船にロケの人たちは乗っていたから人数を数えて後で会社に請求したんだとか話してくれました。
ロケは3ヶ月ほど続いたそうです。
ロケ地は日立造船向島工場にあり、と言ってもとっくに工場は停止してました。
なのに、尾道市営バスを持って来て工場内の移動に使ってました。
帰りに乗った運転手さんは観光バスガイドさんみたいに「楽しまれましたか?」と聞いて客が冷たかったのに、走っている間中ずっと説明をしてくれました。
すみません、内容はすっかり忘れました。
案内して下さった方たちもボランティアぽかったです。
ってことはですね、尾道に「男たちの大和」マニアがいっぱいいるってことです。
すごいことです。
そうそう、大和の原寸大模型は、雨風に打たれ当初の予定を延長して見せているので塗料が剥げたりベニアが曲がったりしてまして、甲板や船の大きさに感心するものの見世物としてはやや厳しかったですね。
もう使わなくなったドック跡に模型を造ったので、基礎はしっかり造った様子でした。
ロケ風景のビデオも流され、ロケで使用した小道具、セットも展示され、映画本編より先にメイキングを見てしまった気分でした。
映画撮影は大変だなあと思ったり、撮影後に映像や音声を加工するから本物っぽく見えるんだなあと思ったりしました。
などと、私はロケをしていた時の様子を想像して楽しんでいたのでした。
尾道は山と海に挟まれた小さな街です。
今でこそしまなみ海道ができて、四国今治へのルートもありますが、船に乗って瀬戸内海を渡るか陸路で隣町へ行くしかなかったであろう街です。
だから特徴ある街になって、寺がいっぱいあったり文学者を偲ばせるものがあったり尾道ラーメンがあったりするんでしょうね。
でもご多分に漏れず、ここも不景気な雰囲気いっぱいでした。
私は次なる目的地下関に向かうため、尾道から西へ2つ目の三原駅から新下関駅まで山陽新幹線こだまに乗りました。
下関も初めてです。
関門海峡の景色が綺麗と聞いたことと、下関から発信しているインターネットラジオ「くりらじ」を聞いて身近に感じたことがきっかけでした。
新下関から山陽本線に乗り換えて景色を見ますが、海がどちらにあるのかさっぱりわかりません。
ホテルに荷物を置いて、夕暮れの下関を散策します。
どうやらこの時間になっては海峡メッセ下関のタワーに登るしかなさそうでした。
600円を支払って70秒で143m上へ。
ようやく地理がわかりました。
小倉はすぐそこに見える明るい街なんだあと実感しました。
綺麗と感じるよりこの複雑な地理が気に入りました。
スーパーでローカルフードを探そうとしたんですが、ほとんどなし。
土産物屋にはふくも瓦そばもありますが、ローカルフードがない土地なんですねえ。
そんな発見をして1日目が終了です。
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