マイケル・ムーア監督は健在
近くの大手スーパーでハイチ大地震への義援金募金が始まっていた。
スーパーにいい顔をさせるのは意に反するが、早い対応に120円をばチャリン・・・百円玉がひとつしかなかったのよ。
さて、マイケル・ムーア監督の”キャピタリズム マネーは踊る”を観てきた。
原題は"Capitalism: A Love Story"、キャピタリズムを和訳すれば資本主義、どんな話だろうと誰しも思う、私も思った。
米国で起きたリーマン・ショック一連の事件を主に扱っていて、米国金融界と政界がベッタリというか一体となって犯した罪を糾弾している。
映画は自宅を立ち退きさせられるシーンから始まり、リーマン・ショック時に銀行に大金を注いで救済した後では立ち退きさせられた自宅に居座らせる民衆の抗議運動成功などの民衆蜂起運動、そしてウォール街は犯罪現場だ!とムーアが黄色いテープで封鎖するシーンで終わる。
ネタバレになっているけど、ストーリーを書いても観たことにはならないからお許しを。
ムーアお得意のメガホンでのアピールはさすがに苦笑物だし、警備員がムーアと知ると警戒モードになるのは最早コメディだが、彼の問題意識は的を得ている。
ニュースを読んでいただけの他国の観客にもわかりやすい取り上げ方だし、米国でそんな動きがあったのか(偶然なのかニューズウィーク最新号も取り上げている)と知ることができた。
2時間強の上映時間も飽きなくて面白く、エンターテイメント性のあるドキュメンタリーを今回もちゃんと作っている。
いいじゃないか、とってもいいじゃないか、観てよかったよ。
ムーアは映画の中で米国の真似をしちゃいけない、日本は労働者の権利が守られていると語っているが、既に日本はその道を歩んでいる。
小泉以前の政権が良かったとは決して思わないし、大企業のための政策も打ったが、小泉政権が”富む者はより富み、富まざる者はより富まざる”ようにさせたのは明らかで、今もデフレから脱却できない。
米国の勉強もしたけど日本を改めて認識することができて、傑作とは言わないまでも観ようかと思っているなら観るべしと勧められる作品である。
チラシの作りが足を引っ張ってるよなあ。
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