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September 27, 2023

2023年夏の旅 <カープレッドの4日目、最終日の巻>

最終日の4日目は雨でした。
朝食を食べに近くの喫茶店まで歩いた時がちょうど大雨の最中でした。
暑い日が続いた後なので雨で多少涼しいならそれも良しと入ると、昔ながらの喫茶店でした。
やっていらっしゃる御夫婦の年齢からも、サントスとかモカマタリの表記からも、時代を感じる喫茶店でした。
トーストとホットコーヒー、サラダのモーニングメニューをいただきました。
所謂喫茶店のコーヒーをホテルの朝食として満喫しました。

最終日の目的はカープスタジアムツアーでしたので、まずは荷物を広島駅のコインロッカーに預けに行きました。
雨は止んでいて幸いと思ったら広電は混雑していて、ザックを背負って立って耐えて広島駅に到着すると、何と大工事の最中でした。
後で知ったことに、広島駅は大幅なリニューアル工事中で、広電は駅の2階に入る予定だそうです。
広電へは水平移動ですぐに移動できるのは素晴らしかったのに2階かぁとちょっと残念ですが、何事も一長一短がありますので旅行者としては文句は言えません。
但し、暫定の広電乗降場からJR広島駅までの通路が狭くて遠いことには、どうしようもないけど文句を言いたくなりました。

ところで、満員の乗客を降ろすのにどのくらいかかるのか不安でした。
ここを広電は熟考したのでしょう、外国人観光客もICカードか何かを持っていて極めてスムーズに降ろしていました。
中には現金の方もいたようで乗務員が対応してましたが、それでも2両連結車両のドアがすべて開くので極めてスムーズでした。
降車は前扉のみの豊橋鉄道の路面電車に慣れているので仰天しました。

コインロッカー探しは難航するかと思いきや、結構空いていて改札口近くのICカード対応のロッカーに入れられました。
さあさあ、ツアーは11時開始ですから早目に着いてスタジアムを外から眺めておこうと歩き始めました。
カープスタジアムは東から広島に到着する時に見えますのでおおよその位置はわかってましたが、道順はわからないので案内板に従って歩いて行くと目の前に突然現れました。
ほっほー、いい感じと喜び、受付場所も確認した後、ショップも開いているらしいが、それよりも水分補給をとローソンを見つけて入ると、うわっ!何じゃこりゃ!
想像もしてなかった光景が広がっていました。
入る前からローソンにしては赤いとは思ってましたが、入ると真っ赤、カープグッズとカープ応援グッズがずらーっと並び、飲食物の棚は応援に特化していて氷の多いこと!
ドラゴンズでもそんなことになっているのかなあ、以前は絶対そんなことはなかったと思いつつ、ともかくペットボトル1本を買って、また降り出した雨を避けて待ちました。

時間になったので、受信メールを見せて料金1500円を支払い、屋内で待っていると係の方が案内してくれました。
名札を付けるのかなと思いきや、真っ赤な名札ホルダーを兼ねたカープグッズを渡されました。
そして「遠方からわざわざ」と言われた瞬間、自分自身をどういう位置づけにしようか考え始めました。
赤いローソンを見た後で、どぎまぎしてしまったのです。
カープファンともプロ野球ファンとも言えないから訊かれたらスタジアム自体に関心があると答えよう、訊かれなかったら黙っていようと決めました。

今日は本ツアーを2班に分けますと言われ、他のツアーもあり、かなりの人数が試合のないスタジアムにいました。
撮影は著作権のある物、プライベートな物がある場所以外はどこでも可能で、ファンサービスは満点でした。
記者席の造りも高額なシートも興味深く、幸い気温も雨のお陰で抑えられ、屋内でのマスク着用も耐えられました。
遠方から来た理由も訊かれずに楽しくツアーを終えましたので、開いていたグッズショップにも行ってみましたが、ここはお腹いっぱいの気持ちになり、隣のカープヒストリー紹介を見ました。
こちらは興味があるので面白かったのですが、いつからカープ熱はここまで燃え盛っているのでしょうか。
駅への帰り道はスタジアム用の新しい歩道を見つけ、歩いて行くとカープ応援の看板がずらりと並んでいて、ここからも燃え盛るカープ熱を感じました。

時刻はちょうどお昼時で昼食を食べたいところでしたが、どこもここも満員で店には入れず、パンを買って広電とは反対側の出入口のテラスで食べて終わりとしました。
ちょうど本日の計画を練るにはぴったりでしたし、こちら側は工事をしてなくて新しくできた出入口らしい様相を眺めるのも楽しかったです。
そこで決めた計画は、まず国宝の不動院金堂を見に行くこと、そのためにアストラムラインに乗ることでした。
アストラムライン本通駅から乗るには広電で行かねばなりません。
戻るのかぁと残念に思いつつも仕方ありません。
紙屋町東で降りて地下道を歩いて本通駅に着きました。

アストラムラインは、交通系ICカードが使えますしホームドアどころかホーム壁で囲われた最新設備の駅ですが、思った以上に小さい列車で可愛い印象でした。
10分間隔ぐらいで平日日中は運行しているので名古屋市地下鉄の桜通線のようでした。
列車が地下から地上に出て高架で進むと、また郊外の山に住宅地を造っているよ!とがっかりしつつ、不動院前駅で降りて不動院を探して歩いて行くと、孤高の存在感を放っていました。
原爆に耐えて歴史を伝えている不動院は黒々として美しい曲線を描いています。
密集した住宅地の中に異空間のように広々とした境内があり、その中に威風堂々たる金堂に惚れました。

さて、この後どうするかは悩みました。
帰途に着くには早過ぎるからいつなら歩き回るところだけど、蒸し暑いし歩いてもつまらない場所なので地図をじっと見て考えて、閃きました。
そうだ、広島城址だと。
アストラムラインで城北駅まで戻ると広島市中心部です。
広島城址まで歩けます。
その後に映画館見学もできます。
時間的にも余裕があったので、その計画で広島観光を終わりにしようと決めました。

広島城は当然被爆して倒壊していますので、今建っているのは模造天守閣で博物館になってます。
国史跡ですが、それは石垣や堀に対してのものなので、模造天守閣に興味はありません。
城としてもあまり面白味がありません。
がっかりしつつも日もまだ高いので、早々に近くで建設中の大きな建築物を眺めつつ八丁堀まで歩きました。
これが結構遠くてへばりました。

八丁堀付近には八丁座とサロンシネマの2館があります。
八丁座は福屋の8階にありデパートとは別のエレベーターで上がって行くと、何じゃこりゃ!と驚愕する和風の映画館でした。
スクリーンは2つあり、「壱」と「弐」と表記されていて、こんな映画館には初めてお目にかかりました。
サロンシネマは向かいの東急ハンズの入るビルの8階にあります。
こちらもエレベーターで上がると、ぐっと庶民的な雰囲気ながら柔らかいお洒落な空間になってました。
ここもいいなあと雰囲気を楽しみました。
いつか映画を観に参ります、今回は観ずに歩き回って映画館の方々には失礼いたしましたと心の中で詫びを入れつつ去りました。

そろそろ広島駅に戻って新幹線の混雑回避作戦を立ててもよい時間になってました。
広電にまた乗って駅ビルを歩いていると飲食店が空いてました。
最後につけ麺を食べるのもいいぞと、有名らしいばくだん屋で一番小さいサイズのつけ麺を食べ、縦に盛る葱はやはり風味ゼロで残念なものの、全体としては美味しくて満足しました。
では土産物も買って行きましょうかと手にとってレジに行こうとして、長蛇の列に唖然とし、即、土産物は諦めました。

これだけ混んでいるなら早く帰途に着いた方がよかろうと判断し、ザックを背負って夕食代わりのむさしの駅弁を改札内で買い、ホームに出たら長い列ができているではありませんか!
作戦通り東京行ののぞみは見送り、新大阪行の8両編成を狙いましたが、これも混雑していて乗るか否か迷いました。
でも見送る時間の余裕はどんどんなくなりますので、乗りました。
乗りましたが、これだけ混むと座る気が失せてデッキにいて車窓を眺めていると、雲行きが次第に怪しくなり、新神戸駅では大雨でした。
新大阪で乗換になるので、また作戦を考えました。
名古屋で結局ひかりかこだまに乗り換えるよりも、新大阪から停車駅の多いひかりに乗り換えておいた方が良いように思えました。
身構えた京都からもさほど乗って来ず、作戦は大成功で、空いた状態で帰り着くことができました。

後日、前述した広島駅のリニューアル工事と、広島城址近くの大工事がサンフレッチェ広島のホームスタジアムになることを知り、広島について調べています。
広島市は興味深い自治体です。
また行きたいものです。

September 26, 2023

2023年夏の旅 <外国人観光客に揉まれた3日目後半の巻>

さて、日もまだ高く、瀬野は広島市なので列車の便は悪くなく、ならばと予定通り宮島へ行くことにしました。
この暑い中をザックを背負って宮島まで行って大丈夫かいな?と一瞬迷いましたが、明日は雨らしいし時間もあまりないし、行くなら今日しかないぞと思い直した訳です。

岩国行の列車はまたまたRed Wingの赤い奴、乗り込むと長い編成のお陰で座れました。
都会の大きな広島駅を過ぎて商業地帯や住宅地も過ぎてやっと宮島口に到着しました。
ふーむ、思った以上に遠いし混んだなあと降りると、宮島フェリー乗り場に行くには地下道を通れという看板がありました。
この暑さの中を余分に歩けとな!とカチンと来つつ行くと、予想外の光景が現れました。
目の前にJRフェリー乗り場、左手に広電の宮島口駅と広電系のフェリー乗り場、土産物屋の入る新しい建物があり、広々としてました。
人が結構いて外国人の割合が非常に高く、人気観光地であることが否応なしに伝わって来ました。
久しぶりのザ・観光地でした。

青春18きっぷは使えた気がするからJRフェリーに乗るつもりだけどどう確認したらいいのやらと迷っていると改札が始まり、改札がてら尋ねると、青春18きっぷね~とあっさり通してくれました。
フェリーといっても車はせいぜい数台、旅客が主です。
3階まであって、外国人は3階へ行ったので私は冷房の効く2階にゆったりと座って10分間の船旅を楽しむことにしました。
予備知識なく宮島に向かったので、次第に近づいて来る宮島の大きさと厳島神社以外にも建物があることに驚いていました。

宮島に到着すると、宮島側のフェリー乗り場は立派な新しい建物で、人はうじゃうじゃいて、鹿にもすぐ遭いました。
雄でも小柄でおとなしく、鹿せんべいを売っている訳でもないので餌をねだって来ず、野良猫みたいでした。
後で知ったことに、宮島の鹿は山から降りて来て人に慣れてしまっただけで、餌付けもしてないし、神様の遣いでもありません。
注意書きには、人慣れしないように餌はやらないでとか書いてありましたが、いやいや問題解決より先にすべきことがあり、危険があることを伝えるべきだと思います。
野生動物だからノミ、ダニ等もいるかも知れず、ヒトに感染できるウイルスを持っているかも知れないのです。
対応を間違えていらっしゃいます。

フェリー乗り場から厳島神社までは結構距離があり、土産物屋や飲食店も並んでいるので、観光客ならそぞろ歩きをするところでしょうが、私はザックを背負っていて暑かったので何も食べたくなく、もみじまんじゅうも土産物も何も買わず、厳島神社まで寄り道せずに行きました。
宝物殿とのセット券もありますが、遅い時刻のため宝物殿は閉まっていて、本殿のみの券を買ってベルトコンベアに乗るかのように外国人に混ざって厳島神社に入りました。
海に張り出した神社本殿を歩いて、能舞台と赤い鳥居を見る格好になりますが、海に入っている人、特に外国人の多さに退きました。
暑いので肌の露出多めの服装になるのは致し方ないとは思います、思いますが、神社にその服装はないぞという外国人の多いことと言ったらなく、鳥居の下で上半身裸の外国人男性も見ました。
厳島神社が厳重注意しても良さそうなものなのにしない理由は、もはや神社としてでなく観光地と思っているからではないかと疑いたくなりました。
それを具現化したのが、お清めと書かれた貼り紙の下に置かれていた消毒液のボトルでした。
神社ならば塩を盛れ!

神社の成り立ちとしては、宮島自体か宮島の山を神体とし、本州側から詣でる人のために海に鳥居を造って人々を迎えるようにしたはずですから、鳥居の下ではしゃいでいるのはいただけません。
心地よい風が吹いて来たらパワースポットだからと言う日本人もいて、神社でもなく荘厳性も神秘性もない場所になっています。
宮島には寺もあり、宿泊場所も飲食店も土産物屋も充実しています。
それは寺町なら当然の街の作りで、全然気になりません。
厳島神社や他の寺の建築物は鑑賞に耐えますし、街は俗っぽさもあれば風情もあり、良い観光地です。
泊まりたいくらい魅力がありました。
しかし、フェリー乗り場を作ったばかりに人の流れが変わって神社の存在意義が変化したのでしょうが、観光だけで良いのか?と思わずにはいられませんでした。
水族館とロープウェイもあるので観光地でいいんだよという声が聞こえて来そうでしたが、宮島はこんなところだったのかとがっかりしました。
そして後日、10月1日から宮島に入る時に税をかけると知りました。
魅力ゼロどころかマイナスですなあ、二度と行きませんけど。

宮島口へ戻る頃には日が傾き、フェリー乗客も減っていて、暮れつつある光景を海の上から見るのは悪くないと楽しんでいました。
ところが、宮島口駅ホームには人が溢れ、
列車本数もそこまで多くはありませんし編成も長くないので、列車はぎゅうぎゅう詰めになってしまいました。
その上、日本人だけなら黙って耐えているものを外国人は喋るので、マスクを着用して耐えてました。
予約していたホテルは広島市中心地にあり、広島駅に出ても横川駅で降りても広電で行くことになるので、ぎゅうぎゅう詰めから早く逃れるためにも横川シネマを見るためにも横川駅で降りました。
ザックを背負っていてもスムーズに降りるテクニックはありますので何気なく横川駅の改札を抜けて驚愕しました。
ロータリーがでかい!

広電横川駅も大きいし、バス乗り場も大きいし、賑やかだし、なぜだ?と思っていると、横川の歴史を書いた案内板があり、納得しました。
ただ納得はその時たしかにしましたが、歴史自体は覚えていません。
まずは横川シネマをスマホのマップアプリで探しても難航しました。
アプリ無しでは見つからないような場所に、引戸を開けたら即受付がある小さな映画館でした。
時間と上映作が合わないので観る気は元々ありませんでしたが、あまりの小ささに外から覗くのがせいぜいで退散しました。

いざ、広電で中心地へ!と意気込んでみたものの、以前に乗ったことはあっても覚えてませんし、ICカードもできてます。
初心者として乗り方を読みました。
そして、直通で行ける便の時刻まで間があるので乗換もしなければならず、ICカードで本当に追加料金無しで乗換できるのか一抹の不安を抱えて乗り込みました。
十日市町で乗り換えて立町で降りた時に0円表示が出て、やった!と思いました。
翌日に広電を攻略しましたが、ICカードで沢山の乗客を短時間で捌けるシステムを作った広電は先進的です。
現金対応も残してますし、路線網が複雑でも対応できるシステムは相当検討を重ねたと想像できます。
低床列車も連結編成もあり、翌日広島駅に行ったら乗り場は工事中でしたし、ただ単に残っただけの路面電車ではないと感じました。
以前に山梨交通のバスがICカード使用なら何も手続きせずに割引をするシステムになっていて大いに感心しましたが、それに匹敵するくらい良いシステムです。
こういう先進的な取組みをお手本にすべきです。
私も只今、広電のYoutubeチャンネルで勉強してます。

立町は繁華街の真ん中らしく、あの広島の繁華街ねと思いつつホテルに向かいました。
宝塚ではホテルチェーンに、姫路では洒落たホテルに泊まりましたが、広島では地元の小さめのホテルにしてました。
広島泊は初めてだったので朝食付プランにしていて、ちょっと楽しみだったのです。
ですが、朝食場所の説明を受けた時に衝撃を受けました。
近くの喫茶店で食べて下さいと言われたのです。
初めてのパターンに、よし、わかった!それは明日頑張るぞ、だけど今の問題は夕食場所だよと繁華街を彷徨い始めました。

暑くて食べる物が限られ、できれば麺類がいいなあとかなり彷徨った挙げ句、ホテルの近くで目立たない麺屋を見つけました。
美味い確信はないけど他になさそうだから入ってみようと暖簾をくぐると、なかなか趣があり、手の込んでいそうな店でした。
冷やし中華を頼んで出てきたのはつけ麺!広島の名物麺、辛いつけ麺に会ったのか!と喜んで食べました。
残念ながら辛いは辛いでも塩辛く、通常なら嫌になるところですが、汗を流しまくった後なので喜んで食べ切りました。
葱の千切りなどを立たせて盛りつけるのが広島のつけ麺の特徴のようです。
ただ、立たせるには水に晒さねばならず、葱の風味がほぼ残ってないのは残念です。
そういう訳で、まあまあ満足して長い3日目が終わりました。

September 25, 2023

2023年夏の旅 <青春18きっぷと住宅地造成を考えさせられた3日目前半の巻>

3日目も晴れて暑く、朝食を食べられる店を探してJR姫路駅まで行ってしまいました。
駅が新しい!
何年前に来たのか忘れましたが、駅前から姫路城までの道を工事していたことと思い出しました。
そうか、すっかり新しくなったか、ローカル色が無いぞと選択肢がなく、仕方なく滅多に入らないPRONTOに入ってトーストとサラダとコーヒーを朝食にしました。

青春18きっぷに押印してもらって改札内に入ると駅ナカがかなり充実していて、とりあえず乗る播州赤穂行の発車時刻まで余裕があるので観察していると、姫路駅そばのまねき食品が朝定食を出していたのです!
ここで食べたかったなぁ、でも、おにぎりも売っているぞ、瀬野まで遠いから昼食用に買って行けばいいじゃないかと見ると、陳列棚には甘辛生姜のおにぎりが!
姫路はおでんを生姜醤油か生姜味噌か忘れたけどそれで食べる文化があり、昨夜の姫路タンメンの店にも生姜が置いてありましたし、どこまで生姜が好きやねん、って感じでした。
もちろん買いました、甘辛生姜と南高梅のおにぎりを。

姫路からは黄色い列車です、100系にワクワクしました。
4両編成の車内は混んでいて座れませんでしたが、仕方ありません。
青春18きっぷの方が多いのでしょうか。
相生で下車して待っていたらまた黄色、ルンルン。
でも200系なので車内は新鮮味ありません。
7両編成のお陰で岡山まで座れました。

岡山での乗換時間は余裕があり、車内アナウンスで総社行を山陽線扱いしたので確認もしたく、時刻表を改札内、改札外も探すもののありませんでした。
時刻表掲示を減らす悪癖がJRに流行しているのは腹立たしい限りです。
乗客は岡山駅にいっぱいいて、暑くてアイスコーヒーが飲みたくなり、それならリトル岡山にしようと探しました。
ちょっと迷ったものの備前焼の伊部を訪れた時と同じくクイックコーヒーを出していて、この日はキリマンジャロでした。
アイスコーヒーを片手に、乗客でパンパンの列車に乗り込みました。
要は岡山から倉敷までが混むのです。
青春18きっぷに関係ない観光客が大半でした。

行先は三原でしたが、貨物列車を先行させるためでしょう、ひとつ手前の糸崎で乗り換えてくれとアナウンスがあり、長い乗換時間も納得して待ちました。
ここで青春18きっぷを使う人がわかりました、結構いるようでした。
折しも昼時だったのでこの待ち時間にベンチでおにぎりを食べることにしました。
甘辛生姜も普通に食べられ、駅ホームで食べる幸せを噛みしめました。

時間経過は前後しますが、意外に大きな都市だった福山が広島県、あの尾道(尾道シネマの看板が車窓から見えて感激)も通り過ぎてます。
ですから、糸崎で乗り換えた列車は広島市圏のRed Wing仕様の200系でした。
3両編成では座れず、三原駅も新しくなっていて驚き、瀬野を見落としてならぬと緊張しながらトンネルを幾つも抜け、やっと第一目的地に降り立ちました。

瀬野はその昔、鉄道の拠点だったようで写真が掲示してありました。
そりゃそうだよな、長いトンネルを抜けたら駅だから峠の前か何かだよなと思いながらJR駅からすぐのスカイレール駅に来ると、動画で見ていたせいか感動は薄くて我ながら呆れました。
時刻表を確認すると時間はまだあり、次は切符を確認しました。
ですが、専用のICカードだけが使えて交通系ICカードは使用不可で、一般の乗車券ではなくQRコードの非接触方式の乗車方法でした。
QR乗車券は170円、自販機で現金購入するので高くつきそうな運用です。
乗客は鉄ちゃんぽい若い男性(係の方と長く話をしていたのでそう推察)とふたりだけで、ミニロープウェイみたいな車体に斜め対面に座って待っていると発車しました。
どうやら時刻表はあってないようなもののようで、経営は大丈夫ですか?いや大丈夫じゃないから廃線か、とか思っていると、かなり急な勾配をかくかくと登って行きました。
頂上と中間と麓の3駅のみで、乗客はこの山の斜面に造成した住宅地の住民のみと思われ、その点でも経営は危ぶまれます。
しかし、廃線したらバス転換するのでしょうか?
自転車で毎日は無理ですし、電動アシストもうまくコントロールしないとバッテリーが上がってて登れない事態になりそうですし、バイクか車、できればガソリン車が無難なところです。
庭木を見ても造成されてからかなり経つので住民も高齢化しているでしょうから、住むのは年々きつくなるでしょう。
住民が減ったら行政サービスも非効率と言われるでしょうに、そもそもなぜ造成を許可したのか理解できません。
ここは広島市になり、翌日見た同じ広島市の新しい住宅地も山の中腹にあり、そういう方針なんだなと理解しました。
となると、思い出すのは広島市の豪雨災害で多数亡くなっていることです。
JR瀬野駅に掲示されていた写真と解説を帰りにじっくり見ると、昔の光景を想像できたと同時にここも豪雨被害に遭ったと知りました。
森林伐採して住宅地造成したことも原因のひとつだろうに、対策を考えてくれよ、広島市さん!と思いました。

スカイレールの頂上駅から歩いて公園で一休みし、同じ彼とふたりだけで下りました。
なお乗車時にQRは必要ですが、降車したらゲートも何もないので一応入れる箱は置いてあるものの持って帰っても構わないようです。
暑いひとときでした。

September 24, 2023

2023年夏の旅 <不完全燃焼の2日目の巻>

2日目も晴れて暑い日でした。
阪急に乗って最後は姫路まで行く予定の日なので、ザックを阪急宝塚駅のコインロッカーに入れ、朝食を食べるために昨夜見逃したかもしれない店に期待して宝塚の街を彷徨いましたが、ありません。
仕方なく滅多に行かないミスタードーナツで食べながら外を眺めていると、行き交うサラリーマンを見て盆休み明けの月曜朝の感じをぼんやり思い出しました。
今さらながらあのサラリーマン生活は何だったのかと思います。
向かいの店はテイクアウトだけと思ったらイートインもできるようで、常連らしき客が、いや常連しか知らないような独特なシステムで営業しているようで、そこで食べたかったとちらりと思いました。

宝塚は初めてでしたが、宝塚歌劇には全く興味がないので宝塚大歌劇場は素通りし、花のみちという名前の細長い公園を見てました。
植物相手に研究していたので植物観察は好きなのです、名前は覚えてませんが何でもないところで立ち止まって見ていることはよくあります。
植物園顔負けの公園が駅近くにあるのは珍しいと感心し、大木も通りに見えて喜んで歩いていると、街路樹がエノキであることに気づき、仰天しました。
なぜかと言うと、エノキは緑陰を作る良い樹木ですが、剪定して庭木などにするのはおすすめではないようでハウツー本にもネット情報にもほぼありません。
ですから、庭に生えているエノキはばっさり伐るつもりでした。
そのエノキが街路樹になっているなんて驚きで、緑がある場所を歩き回りました。
その意味で宝塚は素敵、草木を大切にしていそうなのがいいです。
宝塚は宝塚歌劇ではなく宝塚温泉で開けた土地だとは初めて知りました。

宝塚南口駅の名前を宝塚駅の南口と勘違いしましたが、もう歩くのも嫌だったので宝塚乗換で向かうことにしました。
まずはシネピピアを見るため売布神社駅で降りました。
駅を降りてすぐとは聞いてましたが、駅ビルの上の階にありました。
駅ビル自体もポップな外観ですが、シネピピアも入りやすい映画館で上映作品も幅広いです。
貼られていた新聞記事などを読むと、阪神大震災の後にビルもシネピピアもできたそうでポップな外観もそのためだそうです。
映画を観ずにこそっとシネピピアを去った後は、売布神社へ向かいました。

阪急宝塚線は宝塚歌劇と寺社詣を取り込んで造られています。
ですから、宝塚の観光マップは歌劇を含めた宝塚駅付近と寺社詣の2パターンありました。
売布神社は今も地域の神社で誰もおらず、ハンミョウが道案内をしてくれました。
次は中山荘園古墳、八角形の古墳を見るべく暑い中を歩き始めました。
これがなかなか見つかりません。
このあたりは高級住宅街のようで、傾斜地間際にも管理人付きマンションが数多く建ち、古墳もマンションの脇にひっそりとあったからです。
看板は一応出ていても見える角度が限られていて、マップアプリとにらめっこしてやっと見つけました。
満足でした。

中山荘園古墳から中山観音へ歩き始めてすぐ、でかい赤い建物と五重塔が目に入りました。
待て待て、あれが中山観音か?と歩き続けると、建物だけでも驚きながら、エレベーターとエスカレーター付きの最新設備の寺だったのです。
エレベーターには乗ってみました。
エアコンの効いてそうな飲食店もありました。
参拝客も平日の割にそこそこいました。
建物はどれも新しそうでピカピカで境内は広く、こんな寺には初めて遭遇しました。
でも、私には金儲けのうまい寺にしか見えませんでした。
ふと古墳の案内板を見つけ、覗くと石室がありました。
その瞬間、私の中で嫌悪感がどっと沸き立ち、賽銭もお詣りもしてなかったことにほっとして急いで立ち去りました。
なぜかと言えば、石室だけがあって古墳の形が見えないのは古墳の上に寺が建っているからで、そういうことはままあることながら、それを知っていて馬鹿でかくてピカピカの寺を最近になって建てているからです。
商売のための寺社なんて、何の意味がありますか。

中山観音駅から阪急に乗り、有名な雲雀丘花屋敷駅を過ぎ、意外に賑やかな川西能勢口駅に驚き、池田駅に降りました。
池田駅もなかなか大きく、まずは昼食をと駅ビル内の若菜そばできつねそばとかやくご飯のセットを頼みました。
そぱはともかく、かやくご飯がとても美味しくて夢中になって食べました。
若菜そばは所詮駅そばなので大して旨くないとの評判ですが、ここは腕のいい職人がいるのでしょうか。

池田駅から目的の五月山動物園へは歩いて20分くらいでしょうか。
入口が見つからずあたりを彷徨っていたので正確な時間はわかりません。
暑さでへろへろになりながら入ると、ウォンバットは暑いため朝夕しか出ませんと告知してあり、非常に残念でした。
それでも無料なので、エミューやワラビーを見、ウォンバットの四角い糞は落ちてないかと探しました。
ウォンバットは再度見に行きます。

池田城址も上がってみましたが、平山城で下からは見えるけど住宅地に囲まれて登り口がわからず、また彷徨いました。
お陰で小林一三記念館や逸翁美術館の前を通れて雰囲気だけは満喫しました。
城址は整備してありますが、中途半端な城でいつできたのか定かでなく、池田自体も城下町の痕跡が残っている訳でもなく、何だか妙な感じと思いました。
考えてみれば無料の動物園も然り、新しそうな立派な体育館もプールも然り、小林一三出身地であることやカップヌードルミュージアムがあることなどから税収が潤沢なのかなと想像しました。
池田銀行があることは栄えた証拠ではありますが、駅前ロータリーに池田市の宣伝文句が幾つも並び、中小都市としては異様な光景ですので、帰宅後に調べてあの維新のサウナを作ったやりたい放題市長がいたと知りました。
嘆くと同時に納得しました。

空には灰色の雲が広がり、時折ぱらぱらと雨も降っていたので、なるべく帰宅ラッシュに合わない内に姫路へ向かうのが良いと考え、まずザックを取りに宝塚へ戻り、宝塚から南下して西宮北口へ、西宮北口からは混雑を避けて普通で三宮へ、そして新開地へ立って、新開地から山陽電鉄に乗り換えても立ってました。
新開地から姫路までは長距離になるので特急に乗らざるを得ず、時間は帰宅ラッシュ時のためずっと立ったままと覚悟していましたが、明石の前で座れました。
途中で雨が降って来て明石で本降りになりましたが、限定的な雨でほっとしたら姫路に着く頃に雷も光って雨も本降りになりました。
仕方なくザックの底に入れた折り畳み傘を苦労して出した時には止むという仕打ちにも遭いました。

雨が降って蒸し暑くなった中を歩くなんて、いい加減に予約したホテルが遠くて、己を恨みました。
そのホテルがお洒落で後悔するばかりでした。
繁華街にあっても私が入れそうな店はなく、探すのが嫌になった時に姫路タンメンの文字を見つけました。
外観は屋台風で極めて入りやすい店だったのでここしかないと入ると、冷たい混ぜ麺がメニューにあってこれしかないと注文し、タンパク質も取ろうと餃子も注文しました。
この混ぜ麺は底に醤油だれがあって太い中華麺を入れて葱と小さな卵黄2個も乗せていて、どうかなあと食べてみたら旨い!
お好みでと、すりおろし生姜と揚げ玉も出て来ました。
餃子は味噌だれで食べてと出てきて、付け合わせはゆでもやしに刻み葱がちょっと乗っててこれもいけました。
卓上には噂の生姜醤油もありましたが、使う機会はありませんでした。
この麺と餃子に大満足し、妙にお洒落なホテルは落ち着きませんでしたが、寝るだけなら十分、毛も落ちてなく、快適に過ごしました。

September 23, 2023

2023年夏の旅 <移動と映画の1日目の巻>

旅行初日は日曜の8月20日、晴れの暑い日でした。

3泊ならザックで出掛けます。

持って行く物を絞ったせいかザックが小さくまとまり、かつ後で忘れ物と余計な物があったことに気づきました。

もうちょっと早目にパッキングの用意はしておくべきでした。

その点は失敗でしたが、ちゃんと早起きして予定していた列車に乗れたのは成功でした。


結果的には順調に進みましたが、青春18きっぷを使っていると少々の列車の遅れでも冷や冷やします。

名古屋までは旅している気になりませんが、名古屋を過ぎて米原乗換になるから井筒屋さんの駅弁が食べたいなあと伊吹山を見ながら思いつきました。

乗換が多少混んでも食べる気持ちでいればいける、問題は井筒屋さんが通路で売っていてくれるかどうかだと気持ちが高ぶりました。

井筒屋さんの駅弁は最高なのです、機会があれば食べたいのです。

無事「おかかごはん」を買えました。

列車で駅弁を食べる幸せったらないですね。

おかかが良い物のようで美味しいし美しいし、他の物の味付けも良くて堪能しました。

やっぱり井筒屋さんは最高です。

米原駅ではがらがらだったのに食べ終わる頃に案の定、車内は混んできました。


大阪駅で下車し、阪急梅田駅に向かいましたが、梅田は尋常でない混み具合でして、危機感を感じました。

今、思えば旅を暗示していました。

そして、阪急十三駅で降りて久々の第七藝術劇場へ向かいました。

変わらない十三、変わらないボウリングのビル、変わっていた第七藝術劇場!

外からの感じも近代的になってますし指定席になったのもびっくりしました。

シートも新しくなって席数減らして間隔を空けたようですし、内装もお洒落感がありました。


特集「戦争正義」の映画を2本観た後、夕方の十三を眺めてまた梅田に戻りました。

青春18きっぷを使うなら、時間の許す限り遠回りも辞さないのが私のやり方です。

大阪駅から福知山線で宝塚へ出るのは初めてなのに夜移動かよと自分に文句を言いながら乗っていると、追い越して行くはずの特急こうのとりが停車したままでした。

また遅延ですか?と車内アナウンスに耳を傾けても音量が小さくてわからぬままひたすら待ちました。

原因は鹿との衝突でした。


そんなこんなで宝塚に初めて降りました。

阪急駅との位置関係はこうなのね、飲食店はないかな?などとまず歩き回りました。

結局、宝塚駅周辺には繁華街もコンビニも無く、阪急系列のスーパーで弁当を買って夕食にしました。

宿泊は、宝塚歌劇に一切興味がないので無難なワシントンホテルにしましたが、毛髪が複数残っていたことに流石に辟易し、宝塚温泉が楽しめるホテルなのに温泉には行かず、じっと耐えた一夜でした。

September 22, 2023

2023年夏の旅 <計画決定までの格闘の巻>

またまたご無沙汰してます。

間が空いた理由その1は、Twitterからブログへ発信の場を移そうと思いつつも、イーロン・マスク氏のやり方は大嫌いなのに140文字の気楽さの魔力には勝てず、Twitterを使い続けて全く移行できてないことです。

その2は、暑さにへばっているのに中古住宅のリフォーム等を考えなければならず、かつ庭木は元気に好き勝手な方向に伸び、雑草は生え、対処せざるを得ず、完全な夏バテをしていることです。

その3は、暑さにへろへろになっても頑張らねばならぬと決意したことがあったことです。

これについては7月の闘いと勝手に命名しており、改めて書くつもりです。


さて本題は、7月の闘いと根っこは同じ動機から、西へ旅して来たことです。

暑さに弱い私が夏に西へ行くのは非常に珍しく、また宿泊する旅らしい旅をするのも久しぶりでした。

では、なぜ西へ向かったのか。

瀬野のスカイレールの廃線と能勢電鉄の妙見の森事業の撤退が決まっているためでした。

スカイレールは既に動画で見て惚れていた一方、能勢電鉄の方は全く存在自体を知らなかったので能勢電鉄のYoutubeチャンネルを登録して動画を見始め、夏よりも秋に行く方が良いと判断しました。

能勢電鉄を秋に回して瀬野に絞るならば、久々に広島も行きたい、それなら宮島も当然行くし、宮島の鹿を奈良の鹿と比較したい、ウォンバットを見たいなどと希望は膨らみ続けるばかりで計画は全く立たず、ずるずると先延ばしになっていたのが初夏の頃でした。

この夏の旅について6回に分けて書いていきます。


初回は、混迷し自分と格闘した計画段階の話です。

大した理由もなく先延ばしになっていた旅の計画が動き出したのは、中古住宅のリフォーム計画を進めてくれている建築士の方が着工時期を9月頃と目処をつけた時でした。

そうか、夏に行っておかないと秋から忙しくなるのかと、初夏を通り越した夏の始めに腹を括りました。

もう7月になっていて、その時に予約するなら時期は盆過ぎでした。

1週間の行程は無理なので、それより短い行程で是非とも盛り込みたい要素を考えました。

夏の青春18きっぷを使うこと、瀬野のスカイレールに乗ってから広島へ向かって宮島に行くこと、このふたつが必須で旅の核になると考えました。

ここにどれだけ希望を付けられるかが旅の計画段階の楽しみであり苦労するところです。

ところで、こういう旅はバックパッカー特有らしいとごく最近気づきました。

私はこのタイプが身に染みているので何とも思ってませんが、珍しいのですね。

このような経験から必須条件を満たして1週間より短い行程ならば、往路は青春18きっぷ、復路は新幹線で、3泊が妥当と判断しました。

他の用事も考慮するとそれ以上の留守も難しく、結果として3泊4日の不在中の猛暑でベランダのタチヤナギを萎れさせてしまったことからもギリギリの計画でした。


そうなると、行程の後ろから決めていくべきで、広島に泊まる日には瀬野に寄ってから、広島に入るなら宮島は行けるだろうが、翌日に何をするかなどと想像を膨らませていた時、カープスタジアムが頭に浮かびました。

球場訪問は好きで全国制覇したかったのです。

ネットで調べると、スタジアムツアーを開催していて、カープスタジアムで試合観戦する機会もこの先なさそうなので、このツアーを利用しようと決めました。

ただ、このツアーが大人気で、空いている日が少なく、どうしたものかと迷っている内にも予約がどんどん入っていました。

これはいかん!急ぎました。


ツアーの空きのある日を挙げ、曜日との関係から絞ると8月23日(水)がベストでした。

他も決まらないのにと迷ったものの、エイッと予約しました。

さあ最終日が決まりました。

ならば、火曜は広島泊、青春18きっぷを使って広島まで行くなら月曜はなるべく西で泊まりたい、日曜はその中間で泊まりたい、前述の希望をこの行程に盛り込むなら、日曜は奈良、月曜はウォンバット、火曜は瀬野と宮島、水曜はカープスタジアムツアーを予約済です。

日曜の長距離移動である青春18きっぷで奈良に寄ること、関西に泊まることなどを確認した上で、日曜の宿泊地は宝塚、月曜は姫路と決め、月曜は私鉄三昧とも決めました。

余裕もある行程なので臨機応変な対応もできます。

ここが大事です。

宿泊も予約し池田市五月山動物園の休園日も避けたので、計画は完了と思ってました。


ところが、旅の直前に観たい映画の上映期間を間違えていたことに気づき、全国の上映館と上映期間を調べたところ、旅行初日に大阪に寄れば諦めずに済むと知りました。

映画を取るか奈良の鹿を取るか一瞬考え、奈良回りでなく東海道線に変更しました。

他は変更なし、もしくは未定のままです。

余裕を持たせておくとこのように急なことに対応できます。

既に、宝塚へ行くのは初めてだから探検してみることと、できれば映画館を訪ねたいことも計画に入れ込んでいました。

こうして旅行計画は格闘の末、直前に固まりました。

旅行が大変なのは計画なのです。

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