« 私的2023年海外劇映画ランキング | Main | 2024年社会の出来事の個人的ランキング »

December 31, 2024

2024年の私的重大出来事ランキング

全然更新できてないので読んでくれる人がいるとは思ってません。私の備忘録か1年を振り返る機会になるでしょう。それはともかく、2024年の私的重大出来事ランキングは以下の通りです。10位までのつもりでしたが、追加があって11位まで挙げました。

========================


1位 購入した中古住宅のリフォームが終わったのに引っ越しができない己


説明はタイトルで伝わるので不要でしょうが、とにかくできないんです。きっと情報整理が完了しないのが不満で手をつけないのだと思います。流石に1年以上引っ越さないのは奇妙なので来年早々に見切りをつけて引っ越します。


2位 植物を育てることにしたら旅行しにくくなった件


これは我ながら困ってます。旅行は趣味みたいなもので長い旅も苦にならない性格なのに、水を丸一日やらないとくたっと頭を垂れる植物を抱えてしまって対処法を考えてますが、今のところ季節を睨んで1泊ならできるかなあって状況です。植物を育てるのが嫌いなら話は簡単ですが、嫌いどころか好きなので複雑な状況です。


旅行ができなくなるからペットは飼わず、水やりだけをするために休日出勤しないようにずっと企んできたのに、今さらなぜこんな状況に陥ったのか。後悔はしてます。でも、植物、いや生物は好きで、今までは植物を育てられない性格が嫌いでした。念願の庭(生物を見たくて家に庭は欲しかった)を手に入れ、草取りして木の剪定をして植え替えをして見てくれを整えたら育てざるを得なくなり、園芸とかガーデニングとかは今でも嫌いだけどそちらの情報を集めて育ててみたら、できちゃいました。そうなってから振り返ると、マニュアルがあれば生育はできていたし、植物を見れば健康か否かわかるし、植物の生育原理は知っているし、それならいいじゃん!と苗を買い始めたのが運の尽きでした。只今、植物生育と旅行の両立を探ってます。


3位 ヘルペス角膜炎再発


ヘルペスウイルスが潜在しているから薬を処方されていたのを止め、ドライアイの治療だけに変わって2年くらい経過した2024年2月終わり頃、左目がおかしいぞと気づきました。が、あいにく北陸新幹線延伸前に能登の地震後を見るべく旅行に出る直前だったのですぐには眼科に行きませんでした。旅行から帰る頃には悪化していて眼科医に怒られ、それ以来ずっと隣の市の総合病院に月一のペースで通院してます。もちろん反省もしてます。


4位 名古屋の文化が愛した場所が、なくなる寂しさ


長年通った名古屋シネマテークが閉館したのが2023年夏。どうしたらいいんだ?と動揺した2023年後半でしたが、跡地にナゴヤキネマ・ノイとして開館すると年末に発表され、2024年始めはその日を首を長くして待ちました。シネマテーク時代のスタッフふたりと関係者ひとりが経営者となったので変わらないと思ってましたが、近隣のミニシアターでもマイナーな作品を上映するようになったこともあり来館頻度がぐっと落ちました。旧作のリバイバル上映が増えたことも一因でしょうが、硬派な作品選択がなくなったこともあるのかもしれません。


そして、同じく2023年に休館・閉館した名演小劇場が入った名演会館ビルが2024年に取り壊されました。古いビルだったので遅かれ早かれそうなると予想してましたが、長年通ったので残念でなりません。


ナゴヤキネマ・ノイは名古屋市千種区今池にあり、古書店やライブハウスなどのあるユニークな文化があり、隣の地下鉄駅千種からも近いので千種も同じ文化圏です。その千種にちくさ正文館という書店があり、長年愛されていました。ここも名古屋シネマテーク閉館とほぼ同時期に閉店し、別れを惜しむ人が沢山いました。2024年に店のビルは取り壊されてマンションの建築が始まりました。ナゴヤキネマ・ノイに行く時に通る場所なので見るたびに書店文化の消滅を残念に思っていましたが、衝撃的なことに店長だった方が亡くなりました。


5位 南海トラフ地震臨時情報に動じない人は少数派?


8月に南海トラフ地震臨時情報が出され、大地震が1週間以内に発生すると予測できる技術が現在にある訳ないだろう!、発生確率が上がったと仮に認めても1%にもなってないやん!と無視することに決めました。ところが、外出しない人が増え、買い占めが起こり、呆れて面白がっているうちに臨時情報の期限が来て、案の定何も起こりませんでした。


コロナ禍の時も人が少ないなら空いててラッキー!と出かけましたし、東日本大震災の時は原発の知識が足らなくてそこは誤ったけれど、映像を見続けていたらおかしくなるからと出かけたし、放射能については知識があったから客観的に批判してました。感情的になりにくい性格なのか、科学者の端くれだから論理的思考をするようになったのか、とにかく私は少数派のようです。


6位 日帰り範囲内の博物館などや忘れられていそうな場所を巡って発見する楽しさを見い出したこと


泊まる旅行をしにくくなったこともあり、日帰りできる範囲の中に行ったことがない博物館や美術館などがあれば行くようになりました。また、地名は知っていても行ったことがない、あるいは随分前に車で行ったきりの場所へ、鉄道やバスで行くようにもなりました。すると、発見があるのです。すっかり楽しくなってしまいまして、新幹線を使えば東京も神戸も日帰りできてしまうので痛し痒しではあります。まあ、そんなことをしているから引っ越しできないんですが・・・意外な文化を発見して楽しんでます。


7位 大雨による東海道線の掛川-静岡間の5日間運休


6位の出来事よりもでかいインパクトを残しましたが、後に引きずらなかった出来事なので7位です。これは局地的な出来事なので静岡県内でも忘れられているかも知れないくらいでして、経緯を記しておきます。8月24日から29日まで降り続いた大雨のため、東海道線静岡地区の運行が不安定になり、実際は8月27日午後、公式には28日から9月1日まで掛川から静岡までの区間が運休になりました。運転再開されても石部トンネル内の漏水と信号故障のため最徐行運転を数日間していました。


通勤通学に支障が出ましたし、私は静岡へも浜松へも行けない日々が続きました。滅多に起こらないトラブルなので石部トンネルの歴史を知ったり見たことのない光景を見たりして楽しみもしましたが、連続運休は参りました。


8位 JR貨物について知ったこと


JR東海はさわやかウォーキングというイベントを開催していて人気があり、たまに興味のある場所を歩くイベントには私も行きます。浜松駅起点終点のさわやかウォーキングが浜松駅近くのJR貨物駅の一般公開を含むと知り、いそいそと出掛けました。そこだけでなく他の場所も魅力的でしたが、貨物車両の種類などの説明がされて知識をつけてしまうと貨物列車を見るのが面白くなりました。夏の青春18きっぷの時期には名古屋まで行って時間が空けば稲沢駅隣の機関車たちを見に行ってました。これからも見続けるでしょう。


9位 干し柿


庭に柿の木があり、2023年は実ができても小さなうちに落果してしまったので、2024年は実を為らせようと肥料をやったり剪定したり摘果したり努力したところ、20個ほど為りました。しかし、いや案の定、渋柿でした。ならば、干し柿を作ってみようとネットで情報を探してその通りにしたら何事もなくできました。しかし、私は干し柿を食べません。好きではないので食べずに過ごして来ました。干し柿の美味しさの基準も持っていませんから、恐る恐る友人に差し上げて味をみてもらいました。


ここからが私の特異性発揮の時間でした。皮を剥いた後に熱湯にくぐらせる意味を考え、市販のあんぽ柿や枯露柿が余りにきれいにできる理由を探り、市田柿がGI品と知り、そして初めてあんぽ柿を買って食べてみました。柔らかくてどろどろの甘柿みたいで好みではありませんでした。自分で作った干し柿は刻んで調理して違和感なく食べましたが、やはり柔らかい柿は好きになれません。


10位 新たな興味が湧けばそれまでの興味は抑えられること


2位の出来事で書いたように生物は好きなので、ここ数年で趣味になった鳥見を止めることはないもののこれ以上熱くなることはなさそうです。同様に、長年抱き続けているコーヒーへの熱もこれ以上燃えることもなさそうです。私にとっては最高点に達したのでしょう。ジャズを聴くことも最高点に達してます。


対照的に、コロナ禍以降に動物園や水族館は動画や画像の配信を通じて魅力を訴え、私も魅力を認めてかなりの時間を割いてきましたが、配信もマンネリ化し、飼育員の交代や配信減少もあり、あまり見なくなりました。新たな園館の配信を見つければ見るでしょうし、機会があれば園館に行きますが、配信はもう十分です。コーヒーも配信に関しては似たようなところがあります。映画館へは行ってもDVDレンタルはぱたりと止まりました。時間は有限、思考も有限でした。


11位 陶器や漆器を買いたくなったこと


陶器に興味が湧いて六古窯の地を訪れるようになり、残すは丹波焼のみとなりましたが、陶器自体に対する興味はさほどでもなく過ごして来ました。ふと思いついて多次見の陶器祭に行ってみて、会場が広くて人が多過ぎて秋なのに暑くてバテそうになりながらも飯茶碗を買いました。安物なので粗はあるけれど使っていると可愛くてなりません。越前焼もすりおろし器とすり鉢を買って使ってますが、そんなことは思いません。ふーむ、陶器の魅力なのか?と思うと、以前から興味だけはある漆器を手に入れたくなってます。最近は民芸も私には重要なキーワードとなり、陶器や漆器に通じるものを感じます。思えば植物を育てることも似たような気持ちの経緯を辿っていて、最初は論理的に選んだ物に好みが加わり始めて愛情へ変わるのです。

« 私的2023年海外劇映画ランキング | Main | 2024年社会の出来事の個人的ランキング »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

« 私的2023年海外劇映画ランキング | Main | 2024年社会の出来事の個人的ランキング »